お金のこと

フリーランス(個人事業主)のお金のこと

私、手に職系フリーランサーが本業なんですが…

   

フリーランスって貯金しづらくない?!
お金を貯めるのに、サラリーマンより不利な気がするよ

   

本業フリーランサーの方も、会社勤めだけどフリーランス目指してる方にも知っておいてほしい

フリーランスのお金のこと

を、今日は少し書いてみたいと思います。

   

そもそもフリーランスって?

サラリーマンとフリーランスの違い

そもそも “フリーランス” ってなんでしょう。

   

いわゆるサラリーマンなど会社勤めの場合、特定の会社(企業)と雇用契約を結んで所属し、その会社から給与を貰います。

   

一方フリーランスはというと、仕事の案件ごとに企業や組織、個人など様々なクライアントと契約を結びますが、そのクライアントの企業や団体に所属するわけではありません。
クライアントと対等な立場で個人として独立して働き、報酬を貰い、契約を終了します。

   

労働によって得る収入

サラリーマン → 給与

フリーランサー → 事業所得雑収入

   

上記のように、サラリーマンとフリーランサーでは貰う報酬の名前も意味も違ってきます。

   

どんな職種がある?

一口にフリーランスといっても、その職種や働き方は様々です。

芸術家やアーティスト、企業から独立してフリーランスになる人、また、サラリーマンの傍ら副業でフリーランスとして働く人も増えてきました。

   

フリーランスの主な職業

  • 作家(小説家、放送作家、脚本家など)
  • 音楽家(作曲家、演奏家など)
  • 美術家(イラストレーター、グラフィックデザイナーなど)
  • へメイクアップアーティスト
  • ITエンジニア(システムエンジニア、プログラマーなど)
  • 各種インストラクター、講師など
  • 通訳家、翻訳家

   

いくつか例に挙げてみましたが、まだまだいろんな働き方のフリーランサーの方がたくさんいらっしゃると思います。

   

フリーランス、お金まわりの基本

健康保険、公的年金、確定申告(税金)

フリーランスでは、サラリーマンとはお金まわりの動きが違ってきます。

大きくは以下の3つ。

   

  • 健康保険
  • 公的年金
  • 確定申告(税金)

   

ざっくり言うと、サラリーマンよりも保証が薄く、年金も少なく、納税の手間もかかってきます。

   

仕事も収入も不定期

職種にもよりますが、サラリーマンと違ってフリーランスの仕事の仕方は自由に見えますよね。

実際、自由は自由ですが、その分不安定さも大きくなってきます。

   

仕事が多い時期、少ない時期とムラもあるし、会社のお給料のように毎月決まった収入があるわけでもないので、よほど仕事が安定していない限り、常にお金の心配がのしかかってきます…。

   

所得ですべてが決まってくる

健康保険や住民税などは、所得によって金額が決まります。

   

所得とは


収入(売上金額)から、事業に必要だった経費を引いた金額  所得

となります。
   

   

ということはどういうことかというと、

例えば

   一生懸命働いてたくさんお金を稼ぎました。

   頑張って節約して、なるべくお金を使わないで貯めました。

   

この一見お金が溜まりそうなこの行動で、ものすごく損をする可能性が高いということ。

   

   たくさん稼ぐ → 収入UP!

   お金を使わない → 経費の発生が減り、もらえる還付金が減る。所得が上がる。

   所得が上がる → 税金や健康保険の金額が上がる

      

このように、ただ働いてお金を貯めるだけでは損……。

フリーランスはとにかく、お金まわりで工夫が必要になってきます。

   

所得さげさげミッションで節税必須だよ!

   

   

お金の貯め方の工夫

ということで、フリーランスは節税しながらお金を貯める必要があるんです。

その際にぜひ積極的に活用したいのが、おすすめ順で以下の3つ。

   

これでお金を貯める

  1. 小規模企業共済
  2. iDeco(確定拠出年金)
  3. つみたてNISA

   

一つずつ簡単に説明していきます。

   

1. 小規模企業共済

   

小規模企業共済とは


小規模な企業の経営者・役員や個人事業主が、将来の退職時や廃業時に備えて行う積み立てのこと。
   

   

<小規模企業共済のいいところ>

  • 掛金が全額所得控除(所得から引かれること)になる
  • 積み立てた金額からの貸付制度もあるので、いざという時にも安心

   

2. iDeco(個人型確定拠出年金)

   

iDecoとは


自分で申し込み、掛金を拠出し、自分で運用方法を選んで掛金を運用(積立投資)する私的年金の制度。 
   

   

<iDecoのいいところ>

  • 掛金が全額所得控除(所得から引かれること)になる
  • 運用益、受け取り時にも税制優遇あり
  • 自分で選んだ商品で運用するので、うまくいけば貯金よりも増える

   

<iDecoの注意点>

  • 長期運用向け
  • 原則として60歳までは引き出せない
  • 年間投資額に上限がある

   

3. つみたてNISA

   

つみたてNISAとは


非課税投資枠が年間40万円で、積立投資期間が最長20年の少額投資非課税制度。
   

   

<つみたてNISAのいいところ>

  • 分配金と譲渡益を非課税で受け取ることができる
  • いつでも売却、換金ができる

   

<つみたてNISAの注意点>

  • 長期運用向け
  • 年間投資額に上限がある
  • 掛金が所得控除されない
  • 非課税期間には期限がある

   

フリーランスにおすすめなのは

   

フリーランスの方にまずお勧めしたいのが、小規模企業共済iDecoの2つ。

   

その理由は、「掛金が全額控除になるから」です。

   

そう、節税ミッションにこれは本当に大きいのです!

   

知識をもって、計画的に

      

フリーランスのお金まわりは、まさに、「ご利用は計画的に」。

きちんと理解さえしていれば、恐れることはありません!笑

    

これからも、なるべくお得に賢くフリーランス生活を送れるよう、豊かで余裕のある生活を目指して、ブログやインスタ、Twitterで発信していこうと思います。

   

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

   

ではでは、また次の記事でお会いしましょう〜。

   

   

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